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11月のオススメ和菓子

秋も深まり空気も澄んで木々も彩られる美しい季節となりました。和菓子も彩り鮮やかな秋の風情になりました。

11月は茶道の世界では、囲炉裏または炉を開き茶事をする「炉開き」、今年の八十八夜に摘まれた新茶の茶壺の口封を切って茶事をする「口切の茶事」が行われることから茶人の正月ともいわれております。

桐木神楽堂では炉開きに合わせて「亥の子餅」や「織部饅頭」をお作りしています。

亥の子餅

名前の通り亥(いのしし)の子供を模したお菓子です。桐木神楽堂では求肥製でこしあんを包んでいます。11月は亥の月。猪は多産で縁起が良いことから子孫繫栄を意味亥の月、亥の日、亥の刻に囲炉裏や炉に火を入れると安全で縁起が良いと言われています。

織部饅頭

古田織部(戦国時代から江戸時代初期の茶人)の指導で創始された奇抜で斬新な形や文様の茶器などを中心とした陶磁器を織部焼と言います。特徴とされる独特の釉薬の色を模し、市松模様や井桁の模様などを付けて織部焼の特徴をあっしらっています。