すっかり秋ですね。朝夕の空気の冷たさ、、澄みきった空の高さ、、日没の早さ、、秋は短いので楽しみたいものです。秋の代表的な花にがあります。皇室の紋に取り入れられるなど昔から日本を象徴する花でもありますね。もちろん和菓子にも菊の花を模ったものがあります。上生菓子では主に木型を使って菊の花を作りますがその木型もいろいろな形があります。丸く均等に花弁があるもの、楕円形で表情のあるもの、八重で可憐なもの、、一般的にはピンクですが白や黄色など色によっても表情が変わってきます、また薯蕷製のお菓子で光琳菊という銘をつけたものを作っています。これはまん丸で黄色い芯を中心につけただけのシンプルな抽象的な形です。江戸時代の画家、尾形光琳が描いた菊の描写で茶碗などの焼き物にも用いられます。秋の花、菊をいろいろと眺めてみてはいかがでしょう。