おせち菓子 松

 

おせち菓子にはそれぞれ意味のあるおめでたいお菓子が入っています。今日は「松」について。「松竹梅」というように厳寒三友、つまり冬でも青々とした葉を付けている松、同じく青い竹、寒い中花をつける梅はめでたい樹とされています。特に松は不老長寿の象徴でお正月には家の門に飾る門松として神様を迎えるという意味があります。また昔から日本人には馴染み深く能の舞台は必ず松が描かれていて歌舞伎では多くの松を取り入れた演目があるように日本の文化を象徴する樹木です。

桐木神楽堂では上生菓子の「松」をお正月のほかに結納や婚礼、長寿のお祝い、七五三などにお作りします。濃い緑の堂々とした形はそれ一つで存在感のある美しい逸品です。